マテーラでのお勧めの観光ルート
フランコ・パルンボ、論説の寄稿者
第1のルート
マテーラからターラントへ県道7号線
県道7号線ターラントに向けて出発、分岐点を右にとり、ムルジア・テイモネのベルヴェデレ広場を登ってください。このあたりには新石器時代の塹壕村とムルジェッキャ、ティルレッキャそしてトゥラサノの塹壕村の遺跡があります。
マテーラのムルジアを散策すると、避難場所として利用された洞窟、石灰岩に彫られた墓の群れそして草をすり潰すための穴が見られます。
ムルジェッキャ及びムルジァ・ティモーネという村の塹壕の跡が見られます。ここにある堀の中に、新石器時代堀に印刷され刻み込まれた陶器の破片が見つかりました。現在、これら陶器の破片は市の考古学博物館
に展示されています。
この地区にはいくつかの岩窟教会が見物出来ます。サン・ファルチォーネあるいはサン・カニオーネとマドンナ・デッレ・トレ・ポルテ等々。これらの教会の壁にはいくつかのフレスコ画の重要な切れ端が見られます。
広場からサッソ・カベオーソ(左側)及びサッソバリサーノ(右側)のパノラマが見られます。
第2のルート
ロマネスコ様式からバロック様式まで
ヴィットリオ・ヴェネト広場から大聖堂へ
ヴィットリオヴェネト広場には、フォンダコ・ディ・メッツォ(Fondaco di mezzo)という独特な集落の跡があり、ここにオリーブを圧搾する穴倉と、サント・スピリト岩窟教会があり、フレスコ画の断片を見ることができます。
県庁(伝道神父たちが建てた修道院跡)広場の角にサン・ドメニコ教会(18世紀)があり、正面には人間の一生を象徴するバラ窓があります。
バラ窓の装飾は聖書の挿話を現しています。教会内すべて再建され、貴重な絵画や彫刻があります。
サン・ビアジョ通りを進むと、1233年にプーリア風ロマネスコ様式で建造されたサン・ジョヴァンニ・バッテイスタ教会が見られます。
サン・ジョヴァンニ像のある高い尖塔と、特殊な装飾で精密に彫刻を施した扉がこの教会の特徴です。
ラテン十字形の教会内は三廊式、4本の柱で区切られています。柱頭は人間と植物を表す装飾が施されています。
ヴィットリオヴェネト広場へ戻る途中には、マルタ騎士団に所属するマテルドミニ小教会が見られます。
マルゲリータ通りを歩くと、1230年から1270年にかけて建築された、プーリア風のロマネスコ様式の大聖堂に着きます。
教会は、特殊な柱頭を持つオリジナルの柱に支えられた三廊式の構造になっています。
ファザートには生活の浮き沈みを象徴する大バラ窓が見られます。広場に面した側面にはアブラモ扉とレオニ扉という2つの小扉があります。
大聖堂内には価値ある絵画があります。アブラモ扉から入ると、左側上方にはXIII世紀末に描かれた地獄図のフレスコ画が見えます。下方には聖母子とサン・ルカとサン・ジュリアーノのフレスコ画があります。
1453年に作られた木製の内陣席も必見です。
翼廊の左側奥には1534年に当地の彫刻家アルトベッロ・ペルーシオが作ったプレゼーピオが見られます。
大聖堂を出てセデイレ広場に下ると、サン・フランチエスコ・ダッシジ広場に着きます。ここにサン・フランチエスコ・ダッシジ教会があります。正面にはバロック様式の彫刻と装飾が見られます。洞窟教会にはサン・ピエツロ、サン・パオロに献呈された古い礼拝所と1220―1230年代のフレスコ画があります。
リドーラ通り向かうと、右側にバロック末期様式(1727〜1743)によって建造されたプルガトリオ教会があります。ファザートの特徴は凸型です。高いドーム内にフレスコ画が見られます。3つの祭壇にはヴィトアントニオ・コンヴェルシの3つの絵画あり、壁にはエイス・キリストの受難を象徴する8つの絵画があります。さらに1755年にレオナルド・カレッリが製作したオルガンも見る価値があります。
少し先に進むと右側にサンタ・キアラ教会のファザートが見えます。1668年から1702年にかけてデル・リオスがバロック様式で建造したものです。
この教会の近くにドメニコ・リードラ国立博物館があります。室内には先史時代から先住民エノトゥリ人、ルカーネ人に至る文化を伝える出土品をが展示されています。
リードラ通りの奥にランフランキ館があります。
大司教ランフランキの要請でフランチエスコ・ダ・コペリテイノが設計(1668〜1672年)した神学校で、現在はバシリカータ州の中世・近代美術館になっています。エッリコが収集した絵画とカルロ・レヴィの絵画が見られます。
第3のルート
洞窟教会の小ルート
マテーラ平野からマテーラ市までの間には教会が150ほどあります。その中でサンタ・マリア・デ・アルメニス教会、コンヴィチノ・ディ・サント・アントニオ教会、サンタ・ルチア・アッレ・マルヴェ教会、マドンナ・ディ・ドリス教会、サン・ジョヴァンニ・イン・モンテッローネ教会、サンタ・バルバラ教会を挙げておきましょう。
VIII世紀からXIII世紀にいたる東ローマ聖像破壊の後、ローマ修道士とギリシア修道士が洞窟に避難しました。教会および居住となった洞窟教会には多くの絵とフレスコ画が見られます。
サッソ・カヴェオーソのカサールヌオヴォ地区にはコンヴィチニォ・デイ・サント・アントニオ教会があり
ます。この教会には4つの地下聖堂:サン・プリモ、サンタ・マリア・アンヌンジアタ、サン・ドナト、サント・アントニオ・アバテがあります。
1751年、地下聖堂はワイン貯蔵室になりました。
この地区にはサンタ・ルチア・アッレ・マルヴェ教会があります。教会にはXIII世紀のフレスコ画が見られます。
カサルヌオーヴォ地区にはあるサンタ・バルバラ教会にも、多くのフレスコ画が見られます。絵画の重要性から、洞窟教会のシステイーナ拝堂と言われいます。








